マニーパッキャオの引退試合 VSティモシーブラッドリー戦はWOWOW独占生放送6階級制覇という輝かしい記録を持つアジアの英雄マニーパッキャオ。引退試合は、2016年4月9日(日本時間4月10日)。過去2度対戦し、1勝1敗となっている ティモシー・ブラッドリーとの対戦となりました。


パッキャオの引退試合は、(日)WOWOWにて独占生中継されます。

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マニー・パッキャオはこんなボクサー

フィリピンの、アジアの英雄ボクサー、マニー・パッキャオ。ボクシングファンならずともその名前は知られています。マニーパッキャオについておさらいしてみます。

マニーパッキャオ(Manny Pacquiao,本名エマニュエル・ダピドュラン・パッキャオ)1978年12月17日フィリピン生まれ。プロボクサーであり、政治家でもあり、フィリピンプロバスケットボールリーグの選手兼ヘッドコーチ。フィリピンのまさに国民的英雄。

WBC世界フライ級王者、IBF世界スーパーバンタム級王者、WBC世界スーパーフェザー級王者、WBC世界ライト級王者、WBO世界ウェルター級王者、WBC世界スーパーウェルター級王者。史上2人目の6階級制覇王者。

プロデビューから20年間のプロ戦績は65戦57勝(38KO)6敗2分。2015年5月のフロイド・メイウェザー(アメリカ)戦は、両者の合計報酬が3億7000万ドル(当時のレートで約444億円)!


スピード&スタミナで好戦的なファイトスタイル

パッキャオは、サウスポースタイルで、鋭い踏み込みからの左ストレートを武器に豪快なKO勝ちや名勝負を数多く作り出してきました。

圧倒的なスピードと超人的スタミナで、好戦的なファイトスタイルに人々は魅了され、ハードパンチャーでありながら多数の多さも持ち合わせる。

スーパーフェザー級時代までは、パワー&ラッシュという偏ったスタイルだったが、ライト級に階級をあげて、右のジャブ・フック、さらに巧みなフットワークも身につけます。


タイトルよりも階級の最強選手とのビッグマッチを優先

ライトフライ級でデビューして以来階級を上げながらスーパーウェルター級までの11階級を渡り歩いて、いくつもの名選手を破り、史上最多タイ記録となる、メジャー世界タイトル6階級制覇王者となりました。

が、パッキャオが評価されているのは、超一流の王者選手をいくつもの階級にわたって打ち破ってきたころにあるといわれます。

パッキャオは、ノンタイトル戦でスターダムにのぼり上がってからは、世界タイトルの獲得よりも、各階級の最強選手とのビッグマッチを優先しました。そして打ち勝ってきたことが評価されているんだと思います。

パッキャオは6階級制覇とされていますが、フェザー級ではマルコ・アントニオ・バレラ、スーパーライト級でリッキー・ハットンと、世界最強とも言われていた王者にも圧勝していて、この2階級を含んで8階級制覇王者として海外では評価されることも多い。

政治家としての活動に専念するというパッキャオあの肉体美はキープしてくれるんでしょうか。





引退試合は、ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)と

パッキャオにとっては「世紀の一戦」と言われた2015年5月のフロイド・メイウェザー戦以来の復帰戦となります。

パッキャオとブラッドリーは、2012年6月、2014年4月にも対戦していて、どちらも判定となり、1勝1敗、これが3度目の決着戦となります。ただ、ブラッドリーが勝利した1戦目は、パッキャオの勝利と言う声も多く、「疑惑の判定」として騒がれました。


パッキャオvsブラッドリー 第1戦 2012/6/9

ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで1階級下のWBO世界スーパーライト級王者「ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)」の挑戦をパッキャオが受けた形で実現。試合前のオッズでは1対5でパッキャオが有利とされていた。

試合結果は、パッキャオが1人支持、ブラッドリーが2人の支持、1-2でパッキャオの僅差での判定負けとなって、防衛に失敗し王座から外れた。判定が告げられた瞬間は、場内に大ブーイングが起こりました。

関係者もパッキャオの勝ちというスコアをつけて「ボクシング史上最悪な判定の一つ」なんて評されたりして、モヤモヤが残る形に。

ブラッドリーが勝利した場合、再戦を行なうということは事前に契約されていたそう。


パッキャオvsブラッドリー 第2戦 2014/4/12

MGMグランド・ガーデン・アリーナで、WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリーとリマッチを行い、パッキャオの3-0の判定勝ちとなり、2年振りの王座奪還に成功した。ブラッドリーにとっては、キャリア初黒星が付いた形となった。
 


今回の引退試合、過去1勝1敗のラバーマッチとはいえますが、どうしても新鮮味・魅力にかける対戦相手という印象があって、多くのファンや関係者が残念がっているのも事実。

とはいえ、パッキャオももう37歳です。去年5月のメイウェザー戦の後に肩の手術を受け、この引退試合が復帰戦となります。結果がどうなるのかは分かりません。

本当にパッキャオの引退試合となるのなら、もっと盛り上がるんでしょうけど、プロボクサーの引退宣言は分からないものです。


パッキャオは本当に引退するのか?

プロボクサーであると同時に、フィリピン議会の下院議員として政治家の顔をもつパッキャオ。5月に行われる上院議員選挙での当選を目指しています。

パッキャオはブラッドリー戦が発表された後に、「政治活動に専念するためボクシングから引退する。ブラッドリーとのファイトが最後の試合だ」と明言したと報道されました。

ただ、この引退宣言を素直に受け入れられるファンは殆どいません。このブラッドリー戦でも2000万ドル!もの報酬がもらえて、続ければ今後もそれに近い額が稼げるのに。

パッキャオをプロモートしているボブ・アラム氏も「私はこれがパッキャオのラストファイトになるとは信じられない。何が起きるかわからない」と発言しているらしい。望まれるのはやはりすでに引退しているフロイド・メイウェザーとの再戦か。


パッキャオ引退試合に「待った」をかける存在

「政治活動に専念するため」というパッキャオの引退表明で、今回の引退試合ですが、パッキャオは、5月に行なわれるフィリピン議会上院選に立候補しています。

上院選挙は5月9日に行なわれ、「注目を集める試合を選挙の1ヶ月前に行い、大々的に報道されるのは、不公平だ。選挙期間中の試合は不当な宣伝にあたる」として、他の候補者が異議を申し出ているそう。パッキャオの政治参加に対しては地元でも批判的な意見もあるようですね。議会出席率もかなり低いそうですし。


パッキャオとブラッドリーの対戦結果はどうなるか

ファンが残念がった今回の引退試合。とはいえ、ブラッドリーも複数階級を制覇している実力者。去年11月には、ウエルター級王座の防衛も果たしていて、パッキャオとの再戦を熱望していたそうでかなりの思いで試合に臨むと思われます。対するパッキャオは肩の怪我のブランク開け。2人の差は過去の2戦以上に小さくなっているんじゃないでしょうか。

パッキャオは「引退する前にこのようなチャンスをつくってもらい感謝している。ブラッドリーは以前に戦ったときよりも強くなっていると思う。だから、もう一度戦いたいんだ」と話し、ブラッドリーは、「以前の私とは違うので、試合も前2回とは異なったものになると思う」と完全決着に自信をみせているそう。

さあ、フィリピン・アジアボクシングの英雄は「有終の美」を飾れるんでしょうか!?



パッキャオ引退試合のテレビ生中継・放送は!?

そんなパッキャオの引退試合は、WOWOWにより独占生中継されます。

生中継!エキサイトマッチスペシャル
「マニー・パッキャオ vs ティモシー・ブラッドリー」

日時は、4月10日(日)午前11:00。 WOWOWプライムで生中継。オンデマンドでも生配信され、PC、スマホ、タブレットでも見れます。

生中継前日は、パッキャオの特集番組もいろいろ放送されるそうです。

 
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